先日、こちらの指輪のリフォーム(リモデル)を賜りましたのでご紹介します。
ポンデュプレジールでは珍しいご紹介です。
以前、お手伝いしたお手持ちのジュエリーたちのジュエリーリフォーム(リモデル)。
その出来上がりをご覧になられたご友人がお気に召してくださり、ご紹介いただきました。
リフォーム(リモデル)ですと皆さま、お手持ちのジュエリーが違いますのですべてが世界に一つです。
今回の指輪は知人の方に頂いた指輪で「金かどうかもわからない」とのことでした。
お預かりする前にルーペで拝見するのですが、通常あるはずのPt900やK18「なんの金属なのか」という刻印がありません。
あるのは「110」という数字。
でも、見れば見るほど作りや質感がアクセサリーではないんですよね。
※今回の「アクセサリー」とは素材として換金価値が低く、再加工が難しい装飾品とします。
一般的にアクセサリーは石を留める爪が大きかったり、爪留めはまだ手間が掛けられている方で接着、なんて場合もあります。
金属はそれぞれ比重が違い、メッキ品は軽いのです。
しかしこの指輪はかなりずっしりとしている。
金メッキであれば既に剥げていそうなはずなのに、この指輪は変色しているけれど剥げている感じはしない。など。
「今ここで貴金属です。とは言えないのですが、これは調べてみたほうがいいと思います。」とお伝えし、検査しました。
結果はK18とダイアモンド。
数字の110はダイアモンドのカラット(1.1ct)でした。
昔のものや、海外製は刻印が独特のものが多いのですが、刻印がないものは初めて見ました。
棚からぼた餅状態の朗報にとてもお喜びいただき、ご本人とご紹介頂きましたご友人お二人でお揃いのエタニティリングをお作りすることになりました。
元の指輪が17.5gもありますから華奢な指輪2本お作りしても金属は余り、余った分は買い取らせて頂くことに。
なんだか発掘した埋蔵品を調べたらすごいお宝だったような、謎解きのような楽しいお手伝いでした。
今、フリマアプリなどで真贋不明、又は紛らわしい説明でジュエリーや鉱物(宝石)が取引され、問題になりつつあるそうです。
それを危惧した同業の方が「真贋の見分け方」を案内されていたりもします。
しかし、今回のように刻印なしでも貴金属と天然石の場合もありますし、やはり事前の検査や顔の見える相手との取引など安心できるお取引をしていただきたいと思いました。
本来はそんな風に用心深くならずに済むのがベストですよね。
「失敗しない選び方」とか
「後悔しない選び方」とか。
ちょっと腑に落ちないというか、好きな言い回しではないです。
お客さまには素直に「あ、これキレイ」という部分を楽しんでいただきたい。
入念な下調べや駆け引きをお客さまにさせなくてよいご案内をしたいですね。
少なくとも私がお手伝いするジュエリーたちはそのポリシーの元ご案内しています。
私一人が「大丈夫ですよ!」とお伝えしてもお客さまにご信頼いただかなければ意味がありません。
そのように思われるような発信や接客で更に努力を重ねたいと思います。
ポンデュプレジールでも検査は可能です。
検査自体は無料ですが
・リフォーム(リモデル)を前提としたご相談(検査)であること
・専門機関へ依頼しますので時間がかかること
こちらをご了承いただく方へのサービスとして承ります。
今回のように
「これ、昔にもらったけれど結局素材がなにかもわからない」と思っていたお品。
調べてみたら再生可能な貴金属と天然石の場合も多々あると思います。
ご自分でご判断なさらずに信用のおける専門家に一度ご相談してみると「棚からぼた餅」になるかもしれませんね。
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