先日お納めしましたイヤーカフ兼ピンキーリングをご紹介いたします。

お預かりしましたのは指輪はこちら。
５石のダイアモンドが並んだデザインです。
フクリン、とはまた少し違いますね。
レール留めの変型、と呼ぶのがよさそうです。

シンプルなデザインであればあるほど細部の少しの差が大きく印象を変えます。
今回のジュリーリフォームも基本は５石ダイアモンドが並んだ王道の一文字スタイルです。
しかし、宝石の留め方を変えるだけでがらっと変わりますね。

ビフォーはカジュアル
アフターは繊細な印象です。

どちらがいい、ではなくこれはお好みだと思います。
当店でなくてもオーダーをご検討される場合はこのように爪留めだけでも印象は変わるということを是非、お気に留めてくださいね。
作り上げたい完成形のテイストに合う細部の作り込みにより、イメージに近いジュエリーが出来上がると思います。

しかし、オーダーとは難しいもので、実はこのご依頼は一度作り直しております。
お会いして試着していただいたのですが、いざできあがってみると着用された時に５石のダイアモンドが美しく見える位置ではありませんでした。
改めてイヤーカフ制作の難しさを痛感したご依頼となりました。
一から作り直しましたのでご依頼いただきました方にお待たせしてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。

再制作いたしましたイヤーカフはご希望通りの配置で安堵いたしました。
宝石の配置がシビアな時の知見と経験が増えましたのでこれから似たご依頼の時にご迷惑をお掛けすることなく、ご対応できそうです。

末永くご愛用いただければ幸いです。

ご利用ありがとございました。