仕事柄、ネイルは欠かさずしています。
ジュエリーを着用して完成するような飽きのこないシンプル、ある意味「物足りない」くらいがちょうどいいのではないかと思っています。
シンプルが希望ならセルフネイルもありかな、とは思うのですが、ジェルネイルは塗るより取る方が時間がかかり、プロと素人の差が出るような気がします。
1時間半でオフから完成まで、と思うと「プロにお願いする」が今の私の選択です。
通っているネイルサロンはどちらかというと低価格で、何人かのネイリストさんがシフトで勤務されています。
10人くらい在籍されているのでしょうか。
こちらのサロンに通い始めて2年くらい。
在籍されているネイリストさんである人にあたると「今日のネイル、気に入ったわ」になるんです。
シンプルなネイルなので特別高い技術力が必要ではないかもしれませんが、このネイリストさんの作り出す「ニュアンス」がとても好みです。
例えば爪の形や引くラインの太さなど。
今回も白のグラデーションで先端ホロ、細いシルバーライン。と参考になる写真を見せての施術です。
クリアに白を重ねるだけではなくシアーなピンクベージュを下地にひと塗り、とか
ホロに奥行きが出るよう中にも仕込む、とか。
パッと見て気づきにくいような繊細な気遣いのある施術で仕上がりが私好み。
好感しかありません。物静かなのもとてもいい。
比較的低価格帯なので指名制度がなさそうなのですがダメ元で聞いてみました。
「次回もお願いしたいのですが、こちらは指名制度ないですよね?」と
そうしたら
「一応あるのですが、指名料がかかるので高くなってしまいます…」と遠慮がちに申し訳なさそうな返答です。
「指名料はもちろんお支払いするので是非次回もお願いしたい」と次回からお願いすることにしました。
技術やセンスには価値があると思います。
好みはあるけれど、自分が望むようなニュアンスを汲んで形にしてくれる「人」というのはご本人が思うよりとても価値のあることだと思います。
お若いからか、謙遜なのか、「指名料がかかるので…」と言われていましたが、「あなたの施術にはその価値がある」と声を大にして応援したいと思いました。
これまで私も沢山のお客さまに同じように光栄なお声を掛けていただき、今があります。
数多あるジュエラーの中からご依頼いただけるありがたさを日々感じています。
「私なんて…」と謙遜するのではなく、寄せてくださる信頼をジュエリーを通してご恩返しできるよう、これからも頑張っていかねば。と改めて思いました。
好みのネイルを見て気持ちが上がるように、ジュエリーを見て着用して気持ちが上がる方がもっともっと増えますように。
「あなたの物語にジュエリーを」
よろしくお願いします。