オーダージュエリーをご検討中の方からお預かりしたサファイアをご紹介いたします。
こちらのサファイアはバイカラー。
バイカラーとは１つの宝石の中に2つの色が入っているものを言います。
サファイアやトルマリンなどでこのように２色のものをご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらのサファイアをメイン宝石として、お手持ちの宝石をお預かりしオーダージュエリーをご検討いただいています。
デザインは…少し前にご紹介したエメラルドの指輪です。
フォルムは同じですが配置する宝石によって印象がガラッと変わります。
世界に一つのオリジナリティあふれるお品になりそうですね。
お預かりしましたサファイアは約2.4ctと大きめ。
お話しの流れでリカット/リポリッシュ（再研磨）するものいいかもしれない。となりました。
ショップチャンネルさんで販売していますオリジナルジュエリーでお世話になっているメーカーさんはリカット/リポリッシュが自社でできる数少ない会社です。
そちらにサファイアを持ち込んで「これ以上に活かすカットはどんなものなのか」と相談してきました。
このサファイアは指輪のメイン宝石となります。
オーバル（楕円形）→スクエア（四角）のフォルムに変更し、より良さを引き出せそうなカットをご提案いただきました。
ご提案いただきましたのは2種類のカット。
上段がクッションブリリアントカット
下段がクッションフラワーカット。
ブリリアントは輝きをより引き出すカット
フラワーは輝きも引き出しつつ、色をより活かすカット。
上面から見たサイズ感はほぼ同じなのですが、側面から見た時にブリリアントは残す部分が少なく、フラワーは多く残します。
カットサンプルは違いが分かりやすいように元の素養は似たものだそうです。
しかし、種類の違うカットというだけで見た目にこれだけの違いがでるのは驚きですよね。
最初はサファイアの持つテリを活かす、クッションブリリアントをおすすめしていましたが、このサファイアの特徴でもあるバイカラー。
それをより活かすのはクッションフラワーカットがおすすめ。と実際カットをしてくれる職人さんから追加のアドバイスをいただき、最終的にはクッションフラワーカットとなりました。
カットだけではなく、造りなど沢山のオーダーに対応されているメーカーさんですのに「より良いご提案」を熱心に考えてくださり、とても心強いパートナーです。
元のカットとはガラッと印象は変わりますが、きっとこのサファイアの魅力を十二分に引き出してくれるものと思います。
リカット/リポリッシュのみを当店では賜りませんが、なにかしら加工をされる場合、再研磨ももちろん賜ります。
すべての宝石が再研磨をしてより魅力的になるわけではありませんが、その可能性のあるものでしたらそのご提案もして、より心から愛でていただけるようなジュエリーのお手伝いをさせていただきたいと思います。
（ダイアモンドのリカットは賜れませんのでご了承くださいませ。）
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