写真はいちごタルトではなくいちじくタルト。
私の大好物です。

少し前から2021年の春のドラマが始まりましたね。
今回は大人にじんと染みるドラマが豊作です。
・大豆田とわ子と三人の元夫
・生きるとか死ぬとか父親とか
・コントが始まる
このあたり、とても面白いですね。

その中でも「大豆田とわ子と三人の元夫」は坂元裕二脚本です。
好みのはずです。
この方の脚本は一字一句が美しくて残酷で。
映像も美しいのでいつも引き込まれます。

とてもお勧めですので是非ご覧くださいね。

それなりに年齢を重ねてくると、人それぞれの「これまで」がありますよね。
今という時間は止まらず進んでいくものです。
過去はそれぞれの記憶の中にしかないのですが、その形のない記憶や思い出は静かに折り重なっていきます。
もう見えず、触れられもしないものにどうし私たちはとらわれてしまうのでしょうね。

どのシーンもいいのですが2話のラストで
「今の言葉が私のいちごタルトかも」ととわ子がシンシンに言うんです。
いちごタルトとは大変な事のあとのご褒美。
報われた気持ちになるようなそんなご褒美のこと。

私にとってのいちごタルトはなんでしょうか。
思い返すと沢山のいちごタルトがあった気がします。

お客さまからのお言葉だったり。
旅先での時間だったり。
そして自分の為のジュエリーだったり。

記念日やお祝い、節目の時など。
特別な日にジュエリーを誂える方も多いです。

でも、このドラマのいちごタルトのように、自分で自分をいたわるようなジュエリーをなんでもない日に自分に贈るのも素敵ではないでしょうか。
なんでもない日、なんて書きましたがそう思い立ったのにはおそらく褒めてあげたいこれまでがあるのでしょうから。

ジュエリーというと非日常の豪華な世界。と思われている方も多いのかもしれません。
もちろん、そういうジュエリーもありますが、もっと身近でこっそりと自分だけで楽しむような日常のジュエリーもあります。

なにか美しいものを一つ。と思われた時に「それならばポンデュプレジールに」と思っていただけるよう、がんばります。
それが私のいちごタルトですね。