根津美術館で開催中の「きらきらでん」展へ。
出張の移動日に寄り道して美しいもの補充をしてきました。
根津美術館は事前予約制で来館時間も指定します。
東京での美術展は混みあうイメージがありましたが、今回もゆっくりと密とは無縁の環境でした。

根津美術館は初めて伺いました。
洗練された和の美術館で建物からして素晴らしかったです。

螺鈿は白蝶貝、夜光貝、鮑貝などが使われています。
かなり薄くした貝が使われていますが、何百年も前の作品ですのに劣化が少なく美しく静かに輝いていました。

基本的に貝と真珠は同じもの。
真珠の耐久性には「巻き」が大切なポイントなのです。
宝物として大切に保管されていたのだろうとは思いますが、ちょっと不思議ですよね。

漆がいいのかしら？なんて一人考えながらじっと拝見していました。
詳しい方にじっくり聞いてみたいです。

螺鈿は黒い漆との組み合わせが多く、黒地には貝の青い光が神秘的でとてもよく合います。
宝石の華やかなキラキラではなく、貝や真珠の静かなきらきら。
月のように穏やかで凛とした美しさがやはり私はとても好きなのでしょうね。

おかげさまで随分先までスケジュールが入っておりまして、新型コロナ以前に、体調を崩すわけにはいかない日々が続いております。
ずっと気を張り体調管理をしているとちょっと気持ちも疲れてしまいますね。
移動するのが危険なのではなく、そこでの行動が肝心だと思っています。
十分に気を付けて時には美しいもの補充をし、心豊かで穏やかな日を過ごしたいですね。

2021年2月14日までです。
根津美術館
⇒http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html