先日、ご依頼いただきましたジュエリーをご紹介します。
4月に二十歳になられるお嬢さまへのプレゼントをお考えとのことでした。

はじめに

大好きな映画でもあり「ジュエリーを贈るってこういうこと」と私がとても大切にしていることがぎゅっと詰まった「Always 三丁目の夕日」
この映画のように特別裕福な方ではなく「ごく一般的な普通の方が、大切な方のために想いを込めて贈るジュエリー。」

そんな時に「あぁ。この人と選んでよかった」
「あぁ。このジュエリーを選んでよかった」と思っていただける。
そんなお手伝いをしたいと思っています。

ご予算を沢山いただけましたらそれだけ自由度は増しますが「多くなければできない。」というわけではありません。
ご予算内という制約の中でも工夫次第でオリジナリティあふれる「世界に一つのジュエリー」は可能です。

4月生まれのお嬢さま。
小粒ではありますが誕生石のダイアモンドでペンダントをお作りすることになりました。
誕生石は身に着けているとお守りにもなる、と言われています。
大人になる節目の時にご両親から贈られるお嬢さまはとてもお幸せですね。

ダイアモンドを留める石座の爪の数。
「この数に意味はありますか？」とご相談中にご質問いただきました。
爪の数自体に特別な意味はないのですが、意味を持たせることはできますよね。
４月生まれですから４本爪。なんて意味を密かに持たせるのも素敵です。

またどれも同じように見えて、実は爪の位置や数によって丸い宝石は見え方が変わります。
左から
４本爪（十字）◆で菱形や星のようでかわいい印象
４本爪（四隅）■で四隅に爪が来るので四角く大人っぽい印象
６本爪●で一回り大きな丸に見えます。

ともすれば見過ごしがちな小さな部分。
そこをお着けになるお嬢さまを思いながらお似合いになりそうなものを選ぶ。
これもとても素敵なオーダーメイドです。

ご両親でご相談され、十字で星のように見える４本爪の配置になりました。
鎖もアジャスタカン（長さ調整をする大きな輪）を着ける場所を相談して、これも出来上がりを購入では難しい微調整をすることになりました。

上記は完成イメージのCAD画像です。
対面でもご遠方でも実物大をお控えとしてお渡ししております。
オーダーメイドでありがちな「サイズのイメージ違い」を防ぎますのでご安心いただけると思います。

出来上がりはごくごくシンプルな1粒ダイアモンドのペンダントです。
しかし、出来上がるまでにいろいろなことを相談し、着ける方により合うものを良かれと思って選んだジュエリーは世界でたった1つです。
末永くお嬢さまの胸元で光り輝いてくれたら私も大変嬉しいですね。

お渡しになられたらこのブログを見せます。とお母さまが言われていました。

お誕生日おめでとうございます。
ご両親の愛がたくさん詰まったジュエリーと共に、光り輝くこれからを願っております。
（メンテナンスはご遠慮なくいつでもご相談ください！）

ジュエリーが叶えるあなたの願いはなんですか？
その願いを叶えるお手伝いを精一杯させていただきます。