先日ご依頼内容がまとまりましたジュエリーリフォームのご紹介です。
お預かり品(ビフォー)は上記のジュエリーたち。

お打ち合わせの時などに「いつごろ見つけてくださったのですか?」に伺う時があります。
ここ数年はほとんどのきっかけはYouTubeです。
今回のお客さまもそうなのかしら?と予想していましたらなんとコロナ禍前から。

譲られたジュエリーたちのリフォームをご検討されていた時、過去にお手伝いした当店のジュエリーリフォーム画像を見つけてくださったそうです。

◆ 「あ、私。これ得意なんだ」と気づく転機になったピアス

(ブログは2021年投稿ですが、それ以前は画像のみでギャラリーに掲載していました。)
上記記事のようなアシンメトリーな多石デザイン。
私の得意とするデザインです。

この画像に「ピン!」と来てくださり問い合わせをと思いつつも場所は「三重県」(ご依頼主さまは関東在住)
近くで同じようなデザインを提案してくれる店舗はないかと探しているうちにコロナ禍へ。
気が付けばあっという間に数年経ってしまいました。とのことでした。

確かに一般的なジュエリーリフォームはメイン宝石の載せ替えがほとんどです。
カタログ掲載のスタンダードなデザインの中から選ぶことが多いように思います。

アシンメトリー、多石使いのジュエリーはデザイナーさんの作品で「一点もの」はあると思いますが、あくまでその方の作品。
ジュエリーリフォームのように使用宝石が指定されたものではありません。

個人的には宝石たちを見ているとその組み合わせが浮かんでくるといいますか、私にとっては答えがわかっているパズルのように簡単です。
しかし、世間一般ではそうではないようです。

「自分の得意なことは自分が一番気づきにくい」とよく言われます。
当たり前に自然にできることなので自分以外もきっとそうだろうとそれが「得意」なことだと気づきにくいと言われます。

私にとってのアシンメトリーな多石使いはまさにそれで、個人的には苦も無くアイデアが出て、またご依頼主さまにもお喜びいただける。そんな嬉しい楽しいお手伝いです。
今回のご依頼主さまも「相当探しましたが、ないですよ。」と大変ありがたいお言葉をいただきました。

デザインはお好みなので、優劣があるわけではありませんが「他にはない」とお気に召していただけるのはなんて光栄なことかと思います。
ジュエリーデザイナーとして大変嬉しいお声がけ、心より感謝いたします。

ご提案デザインはご覧いただいてほぼほぼ即決。大変お気に召していただけました。
これから制作に入りますので出来上がりまで少しお時間いただきますが、お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

また完成時に改めてご紹介いたしますね。


 

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